十二支を構成する生き物で唯一この世に存在しない伝説上の生き物で、干支における龍は、信用と正義感の象徴であり、中国では昔から権力の象徴として言い伝えられてきました。また、龍は9つの生き物の集合体であるという言い伝えもあり、鱗は鯉、胴体は蛇、角は鹿、頭部はラクダ、目は鬼(ウサギの場合も)、爪は鷹、掌は虎、耳は牛、腹は蜃(巨大ハマグリ)、もしくはみずち(伝説上の蛇に似た生き物)という説もあるようです。古来、龍の爪の数は身分を表す象徴ともされ、5爪の龍は皇帝のみに許された特権であり、4爪は貴族、3爪は士族、2爪は臣民、1爪は卑民の守護とされていたという説もあるようです。日本における龍は3本爪で描かれ、中国ではは5本爪、朝鮮半島では4本爪で、これは中国から日本に伝承される際に1本ずつ減らし、日本では3本爪という説もあります。
西洋に伝わるドラゴンが持つ意味の一例としては、強さ、勇気、忍耐などが挙げられるようです。
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